即興演奏の効果

即興演奏でも楽器活動と同じように、様々な楽器を使います。
楽器は、音楽療法士が意図的に選ぶことも、対象者の方にたくさんの楽器からそのときの気持ちのままに選んでもらうことも、両方あります
また、声を使う即興や、音楽療法士の即興演奏で対象者の方の体の動きや反応を引き出すこともあります。
音楽療法士と一対一で行う即興演奏では、音楽療法士が対象者の方の演奏の仕方、気持ち、体の動きなどに同調させた演奏の仕方をしたり、時には、変化を促す演奏の仕方をしたりしながら、対象者の方に寄り添っていきます。
グループでの即興演奏では、対象者の方同士の楽器を使ったコミュニケーションを促していきます。
心の面 | 目の前の楽器を自分の気持ちのままに演奏していく中で、自分の演奏の仕方や、音楽療法士や他の対象者の方と共に即興演奏する中で感じた気持ちの変化などから、自己洞察を促したり、自己への新たな気づきや内面の変化を得たりする効果があります。 また、主体的・意欲的な自己表現を促したりする効果もあります。 |
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身体面 | 対象者の方の状態に添って、音楽療法士が即興演奏をしていくことで、対象者の方の体の動きや身体反応を引き出していく効果などがあります。 |
社会面 | 楽器を介して、言葉を使わない非言語的なコミュニケーションを促す効果もあります。 |
認知面 | 即興演奏をとおして、体の動き・周囲の環境・他者などへの認知を促す効果などもあります。 |
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