歌作りの効果

音楽療法では、対象者の方の歌作りを、音楽療法士がサポートしながら進めていきます。
対象者の方に歌詞の創作をしてもらって音楽療法士が音楽の創作をすることもありますし、対象者の方に歌詞の創作も音楽の創作も両方してもらうこともあります。
また、音楽療法士と個人の対象者の方一対一で進めていく場合と、音楽療法士と対象者の方のグループで進めていく場合の両方があります。
そして、創作した歌詞や音楽は、音楽療法士が記譜や録音をして、再現できるように残していきます。
心の面 | 音楽療法士のサポートを受けながら、対象者の方自らで歌詞や音楽を創っていく中で、感情表出や自己表現が促されたり、自己肯定感や意欲を高めることができたり、精神症状が和らいだりする効果があります。 また、創作していく過程自体が、創造性を高めたりする効果もあります。 |
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社会面 | グループ内で一つの歌を作ったり、対象者の方それぞれが作った歌を発表し合ったりする過程をとおして、グループ内での感情や経験の共有につなげていったり、人前での不安をなくし、自信をもつことにつなげる効果などがあります。 |
認知面 | 歌作りの過程が、言語機能や見当識、記銘力などを高める効果もあります。 |
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