音楽療法

Music Therapy

産後の女性&お子さん・ご家族の方


●産後の女性は、心や体の状態が不安定になりがちです。
そんなお母さんとなった女性たちに、「音楽療法の活動をとおして、お子さんとふれあいながらも、お母さん自身が心身ともにリラックスやリフレッシュできるような場」を提供できるように、心の彩りMusicTherapyでは、地域コミュニティーの場で、様々な活動を実施していきます。

●お母さんが、音楽を使ってお子さん(0歳~3歳くらいまで)と楽しく触れ合いながら豊かなコミュニケーションをとれるようにサポートしていくことで、母子間の愛情を育み、お母さんの心の安定にもつなげていきます。

お母さん自身のリラクゼーションの時間を大切にした活動も実施していきます。

●お母さんとお子さんだけでなく、お父さんや他のご家族も一緒に参加できるような活動なども提供していきます。

【活動別効果の例】
活動の種類効果の例
歌う活動・お母さんの心のリフレッシュや心の浄化
・お子さんへの歌いかけで、母子間の愛情を育む
楽器活動・お母さんとお子さん一緒に楽器をならすことで、母子間の愛着形成を促す
・お母さんの気分の発散を促す
身体活動・産後の体をリラックスしながらほぐす。
・心や体のリフレッシュ
生演奏や歌による読み聞かせを聴く・子育てによる心身の疲れや緊張を緩和する
・リラクゼーション
・歌による絵本の読み聞かせを聴いて、お母さんとお子さん一緒に楽しみながら心をほぐす
即興演奏・お母さんの気持ちの前向きな変化を促す
・お母さんとお子さん間の言葉を使わないコミュニケーションを促す
歌作り・感情表出を促して、リフレッシュする
・グループでの歌作りで、感情や経験の共有につなげる


緩和ケア・ターミナルケア領域の対象者様&ご家族の方


●緩和ケアやターミナルケアにおいては、目の前の対象者の方が、「限られた時間の中で、その人らしく有意義に過ごし、その人らしい生を全うできるように援助すること」を大切にしながら、その方の、心理面・身体面・社会面・スピリチュアルな面すべての面から全人的にケアを行って寄り添っていきます。
心の彩りMusicTherapyでも、このマインドを常に心に留め、対象者の方と共にご家族に寄り添うことも大切にしながら、音楽療法を行っていきます。

●場合によっては、「あえて音楽をせず、ただそばにいてさしあげること」が最良のときもあります。
しかし、目の前の対象者様が、少しでも音楽や歌を聴いたりすること、歌を歌ったり創作したりすること、楽器を演奏したりすることを自発的に望まれているのであれば、お一人お一人の体調・その時のお気持ちやご希望により細かく配慮しながら、音楽療法の時間が少しでも心安らげる場となるように、寄り添っていきます。

●対象者様にとって心の支えになってきたことや懐かしい思い出、その時の気持ちなどを歌作りや即興演奏につなげたりと“創造すること”も時には取り入れながら、心豊かになれる時間につなげていけるように配慮していきます。

在宅で緩和ケア・ターミナルケアを受けられている対象者様のご自宅への訪問音楽療法なども行います。

【活動別効果の例】
活動の種類効果の例
歌う活動・対象者の方の心の支えになっている歌を歌うことで症状の緩和や心の安らぎを得ることにつなげる
・ご家族の方のお好きな曲を歌うことで、ご家族の方の心の安らぎにもつなげる
楽器活動・お好きな曲に合わせて楽器で演奏してもらうことでリフレッシュや気分の発散、症状緩和につなげる
身体活動・医師・理学療法士など専門家監修のもとで、できる範囲内で音楽に合わせて身体を軽く動かしてもらったり、動かしてさしあげたりすることで、心や身体をほぐす
・廃用の予防
生演奏や無伴奏の歌を聴く・リラックスできる音楽を聴いてもらい入眠の援助につなげる
・お好きな歌・音楽の生演奏や無伴奏での歌を聴いてもらうことで心の安らぎを得たり症状緩和につなげたりする
即興演奏・対象者の方の呼吸に合わせてセラピストが即興演奏することで、リラクゼーションや心の安らぎにつなげる
・言葉には言い表せない思いをセラピストとの即興演奏で非言語的に表現してもらう中で、心の発散につなげる
歌作り・その時々の思いや心の支えになってきたことや思い出を歌にすることで、心の浄化や気持ちの安らぎを得ることにつなげる


身体に障がいがある方&リハビリ領域の対象者様


●音楽療法を取り入れたリハビリには、脳血管障害・脳や脊髄の神経損傷・整形外科的疾患やパーキンソン病などで「感覚運動機能に障がいをきたしている方のためのリハビリ」や、「発話・言語機能、呼吸機能に障がいがある方のためのリハビリ」、聴知覚機能や注意機能・遂行機能・記憶機能などを強化する「認知リハビリ」などがあります。
どのリハビリにおいても、対象者の方がリハビリを行うだけの「心や身体のコンデイションが整っていること」がまずは大切です。そのため、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師などの多職種スタッフとの連携を取りながら、音楽療法をリハビリの中で効果的に取り入れていきます。

●心の彩りMusicTherapyでは、対象者の方お一人お一人のリハビリに対する意欲を引き出しリハビリの効果を高めることができるように、選曲、音楽・リズムなどの音楽の要素の使い方、演奏の仕方、使用楽器の種類、楽器の使い方や配置などのより細かい吟味や、柔軟な演奏対応力で、リハビリの効果を高めていきます。

“より楽しみながら行えるリハビリ”につながっていくような音楽や楽器の使い方・演奏の仕方をしていきます。

【活動別効果の例】
活動の種類効果の例
歌う活動・発声や発話を促す
・言語産出を増やす
・発話の明瞭性を高める
・構音障害の改善
・声の抑揚、声量、発話速度などのコントロールを促す
・呼吸機能を強化する
・記憶機能の向上
楽器活動・吹奏楽器を用いて呼吸機能を強化
・楽器の演奏の仕方や配置の工夫により身体機能回復促進
・注意機能や記憶機能の改善・強化
・半側空間無視の無視側の注意を強化
身体活動・上下肢の様々な体の動きや可動域の改善
・筋力や持久力の向上
・身体バランスや姿勢の改善
・リズム刺激を用いて歩行障害の改善
音楽を聴く・音響記憶の向上
・覚醒や認知反応を促す(意識障害、重度の認知症の方など)
・聴知覚機能の向上
・認知機能や注意機能の維持
即興演奏・遂行機能や社会機能の改善、向上
・体の動きや身体反応を引き出す
歌作り・遂行機能や社会機能の改善、向上
・言語機能、見当識、記銘力を高める


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